20号サイズ(約15cm以上)以上のろうそくは、大型ろうそくと呼ばれています。寺院様や式場様向けに作られた和ろうそくで本堂や、大きなホールでご使用いただくための和ろうそくです。その大きさゆえに、陰影の作り出す演出効果はまた格別です。燃焼時間も約270分とひときわ長くなりますので、ご利用の際には換気等、安全面でも十分ご注意いただく必要がございます。
昔ながらの生成り色をした和ろうそくの表面に赤いろうそくを塗り仕上げています。100号サイズのイカリ型は、50号に比べひと際大きくなっていきます。下径も約4.5cmで大き目の燭台を御利用ください。上径も下径も広がるので真ん中のくびれの部分がより傾斜があり見た目もきれいです。
「和ろうそくの朱色」
朱色は、浄土真宗で好んで使われ、お正月や秋の報恩講、年忌法要・恒例などに使用されます。小大黒屋の朱ろうそくは、顔料で色づけされた蝋に溶け込んだ朱蝋を上掛けしています。朱色の発色の鮮やかさは小大黒屋のこだわりの一つです。鮮やかに慶事を彩る朱色の和ろうそく。
朱色の和ろうそくは時間が経ってくると経年変化でだんだん朱色の鮮やかさが一般的にはくすんできます。小大黒屋の和ろうそくは1年後でも鮮やかな朱色を発色し続けています。
大型の和ろうそくの使用上の注意として、火が燃え進んでいくと芯が炭化したまま残って、炎が大きくなりすぎます。その場合、芯切りといって芯切バサミや火箸で燃えている芯の炭化した部分の長すぎる部分を切って炎の大きさを調整するという作業が必要です。意外と寺院関係者の方でもご存じない方がいらっしゃいますが、常に明るくしっかりとした炎の形を維持し続ける小大黒屋の和ろうそくでは、20号以上の大きさの和ろうそくを安全にご利用いただくために必要な作業です。
- 種類: 朱ろうそく
- 形状: イカリ型
- 長さ(芯含む) :21.5cm 上径6.4cm 下経4.5cm
- 芯の長さ:4.5cm
- 蝋燭のみ(芯を除く長さ):18.2cm
- 芯の穴の直径:0.8cm
- 燃焼時間:270分以内
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